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完成見学会|やっぱりシュットした【岡山】

Publish :
2014.06.05
Category :
ブログ

イエローの玄関ドアが鮮やかな岡山県での完成見学会

写真は先日、岡山で完成見学会を 開催させていただいたU邸です。 こちらは、静かな住宅街の東南角地 隣地には大きな桜の木があり 平地の多い岡山では、あたりまえとも言える フルフラットな敷地 。。。 形状と大きさも理想的です。 ただし、一つだけ気になる点がありました。 全面道に接する敷地中央寄りの中途半端な位置に 電柱と支線があり駐車スペースへの侵入や 玄関アプローチの計画にも影響大で、完成するまでは 大変気になる存在ではありましたが 完成してみると、先日の見学会でも 電柱の存在すら指摘する方がいらっしゃられない程… 全くと言って良いほど存在が希薄なのでした。 自然石や山取りの木々を多用した曲線的な庭に対比して タイルで作られた直線的に突き出した玄関ポーチ。 玄関ドアも施主のUさんが選択された色…「イエロー」 先ず、ドアに目が行くことで大変効果的でした。

天窓からの光が天然塗壁材の上質感を引き立てる

U邸の特徴の一つは屋根材 写真では、よくある窯業系カラーベストのように見えますが 表面が全くフラットで黒過ぎず、光沢も少ない 見た目も軽過ぎず、重過ぎず、ほどよいボリューム感、 ありそうでないスマート瓦… 当然、今まで同様、半永久的な葺き替え等の必要が無い 優れた瓦です。 そして、いつもの漆喰外壁にグレーの配色が よけいにシュット…やっぱりシュット? 魅せているのであります。 新たな選択肢の一つとして これまでのバリエーションに レギュラー入りしそうなほど好評でした! 信頼いただいて初採用させていただいた施主のUさんに 改めて感謝したいと思います。

玄関に入っての廊下と階段ホール 階段ホールの天井から降り注ぐ天窓からの光が 天然塗壁材の上質感をひきたてています。

こちらキッチンダイニングも 自然光の加減で塗壁天井(大理石粉主成分)は とても良い感じです。 手前味噌ではありますが こんな上質な空間に、新建材チックでテカリの効いた 一見、高級そうなシステムキッチンはどうもシックリきません。 そんな訳で、キッチンカウンターからダイニングテーブルまで 同じ素材の天然木で作らせていただきました。 これだけでも統一感と連続性が格段にアップします。 「キッチンカウンターに天然木???」 しかも木の質感を失わず 簡単にメンテナンス維持できますので…ご安心を!

家族も客人も寛ぐための質感の高い和室

普段は、リビングと一体化した和室として お使いいただけるよう、建具ではなく ロールスクリーンを採用いただきました。 「宿泊する方は、親しい人」と考えると このような方法も一つだと思います。 木を生かした住宅づくりが得意な北欧でも 使っている樹種は白木 (主に、レッドパイン・バーチ・オーク) 一般的に、和室は白木ベースになることが殆どなので 北欧の思想と相性はとても良いです。 ちなみにフィンランドには畳に良く似た ラグマットがあるぐらいです。
WOODNOTES http://www.woodnotes.fi/

階段ホール上部の天窓です。 VELUX社(デンマーク)の天窓ですが この天窓以外を採用することはありません! それほど秀逸な窓です。リモコンで開閉することができ 雨センサー付なので、開け忘れて外出しても安心です。 平面計画をなるべく「抜け」の良いワンルームに近づける計画とし 空気の流れを良くし、 風が無くても暖気は対流して天窓から抜く という方法が現実的です。 通風ということをよく言いますが、高湿度な日が多く 思うほど通風の良い敷地環境や 窓を開けて心地良い日は、以外にも少ないからです。 また、昔に比べ家が近くエアコンの室外機の数も 増えているので窓は開け難い環境になっているのが現状です。 気候の良い広島地域でも 心地よい気候は4月末から5月下旬ぐらい 一ヶ月もあるかどうか? その中に雨の日や 風の無い日もあるわけですから…。 今季も「あっ」という間に 心地よい季節は過ぎ去り梅雨入りしましたね。 久しぶりなブログも今日はこのへんで…。