美は暮らしのなかにある
こんにちは。広報担当の小村です。
先日、東広島市立美術館に行ってきました。
「 民藝 MINGEI―美は暮らしのなかにある 」
3/24(日)までの期間で開催されているのが、「民藝 MINGEI―美は暮らしのなかにある」という展覧会です。
「民衆の暮らしのなかから生まれた美」の価値を人々に伝えようとした柳宗悦氏によって、約100年前に言語化された「民藝」という思想。柳宗悦さんの日本民藝館のコレクションは、国内外の陶磁器、織物、染物、木漆工、絵画、金工、石工、竹工、紙工、革工、硝子など各分野にわたり、約1万7千点もの数にわたるそうです。今回の展覧会では、その一部を「衣食住」のテーマに分けて掘り下げられています。
∟1941年に柳日本民藝館で開催された「生活展」の様子を再現
展示の最終章では「ひろがる民藝」と題して、今も続く民藝運動について紹介されています。その中には、倉敷のガラスや小鹿田焼の器など、まさに日々の暮らしで使用しているものも。作り手のことやその背景を知ることで、さらに愛着が沸き、大切に使いたいなという気持ちが増しました。民藝品は、今も変わらず私たちの暮らしに身近にあり、生活に潤いを与えてくれているのだなと改めて実感します。ものが簡単に手に入る今の時代だからこそ、一つ一つを吟味して、美しいと思えるものに囲まれて暮らしを送りたいなと思います。
∟「これからの民藝スタイル」として、芹沢銈介氏ののれんやartekのstool60などがインスタレーション展示されています
柳宗悦氏の説いた「用の美」ということば。使い勝手を追求し手仕事でつくられた道具は、自ずと美しいという意味合いだそうです。
まさにアイトフースの掲げる「機能美の家」と重なっているなと実感します。日々の暮らしに寄り添い、機能から成る住宅デザインを、これからもお届けできるように努めてまいります。
3/22(金)から東広島で開催させていただく完成見学会にご来場の皆様、タイミングが合えばぜひ立ち寄ってみてください。
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民藝 MINGEI―美は暮らしのなかにある
期間|2024年2月10日(土)~3月24日(日)
場所|東広島市立美術館
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画像出典:民藝 MINGEI — 美は暮らしのなかにある 公式サイト
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