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『家って、たのしい!』(広島市こころ団地)

Publish :
2015.06.29
Category :
ブログスタッフブログ

庭と繋がる住まい

「この板張りフェンスを設けたことで、外からの視線を気にすることなく「日中も開放的に住まうことができて本当に大正解でした。」と話して下さったSさんご夫妻。もちろん、日中はカーテンを閉めることがないので外のテラス空間もリビングやダイングスペースと繋がり、より広く感じるというわけです。「来てくれた両親や友人から、以前より家の規模が小さくなっているのに断然広く感じると言われるんです。」とSさん。家と庭を同時計画することが、いかに大切かという分かり易い好事例です。特に建築と庭の繋がりを考えることは、日本古来からの建築様式の特徴の一つでもあるわけですから。

30代半ばにして築8年目の住まいからの住み替えに大満足

(以前も同団地内で注文住宅) 「明らかに真夏真冬の快適性が???」 「外溝の使勝手や植栽の手入れもしっくりいかず…」 「早、訪販業者から外壁メンテナンスを勧められ?」 そんな頃、ちょうど弟さんが住宅の検討をされ始めたのがきっかけとなり、再び弟さん達とモデルハウスを見て回る機会が……….思っていたよりリフォーム費用がかかりそうなことや、団地の地価も上昇している事なども知り「いっそ売却し、住み替えた方が良いのでは?と考えるようになった」との事。 再度、色々な住宅会社の完成見学会にも参加し、以前の建築時にも気になっていたアイトフースを、今回は見た目だけではなく「機能・性能・デザインのバランス」の説明や「家族が幸せを感じることができる住まいづくり」「暑い寒いだけではなく、暮らしを楽しめる住まい」のためには「何が必要で、何が必要ではないか」など、充分納得する事ができ以前の家もタイミングよく売却する事ができて現在に至るというわけです。

『家ってたのしい』 と感じていただく為に。

快適さや健康のための断熱や気密、安心安全の為の耐震などの「性能」や家事労働軽減という「機能」、心地よさを生むインテリアや庭を含めた「デザイン」それら全ては、住まう人が「家って楽しい」と感じて頂く、また、気づいていただく為の手段であり、手法です。どうしても、お伝えしやすくする為に「北欧」というワードを使うのですが、日本の住まいづくりに欠落している重要な部分(北欧の設計思想にある)をお手本に、地域の気候に合った日本の住まいづくり、住まう人が時を経るごとにより「楽しめる住まい」となることが目的です。

住み替えだからこそ、より実感していただける

アイトフースで建築済みの同じ団地内のOBさんと建築前から、イベント等で仲良くなり「色々な事を聞くことができて、安心してお任せすることができたのもよかった。」と奥さん。 お住まいいただいて、まだ3ヶ月、快適性や設備の使い勝手の違いは、住み替えられたからこそ、すぐに実感いただけたのだと思います。「以前より外出が少なくなり、家での暮らしが楽しい。」とご主人。

住み替えの為の売却から借家住まい、しかも、以前の家より規模は小さいのに価格は高い「どうなんだろう?」と不安になられたりされることも多々あったことでしょう…。そんなエネルギーまでかけていただいて…。もちろん感謝の気持ちと程よいプレッシャーもありましたが「家が楽しい」という言葉を聞くことができて本当に嬉しい気持ちで調子にのりそうでした?なぜなら、撮影をしながらの私に、気を使ってとか、単に新しい家になってとかの喜びとは異なるご夫婦のお話しぶりだったからです。

永く満足の住まいづくりには、施主が希望していないけれど必要なことがたくさんある。

施主のご要望を聞いて一生懸命対応はもちろん重要なことですが、業界一般的に、施主のご要望を計画に反映し過ぎる傾向にあると思います。そうすればするほど、年月と共に満足度が低くなっていることも事実だと思います。なぜなら、ほとんどの施主は家づくりは初めて、しかも素人だからです。住まいづくりのご要望を細かくヒアリングし、どのように住まいたいのかを整理し具現化することが住宅設計の仕事、住まいの大きさも含め不要なものを慎重に削ぎ落として、これから永く住まう人にとって本当に必要なものを見い出し、提案させていただくことで本当に満足していただけるのだと感じています。