注文住宅は高すぎる?「生涯コスト」を見据えた、後悔しない住まいづくり


過去のブログで『注文住宅を建てる流れ』という記事をご紹介しました。今回はその中の「契約後から着工までの間に行う申請手続き」についてお話しします。少し長くなりますので、2部に分けてご紹介いたします。
申請書類の作成から実際に着工できるまで約2~3ヶ月程度の期間がかかるのですが、今回の第1部では【申請の流れ】と【なぜそんなに時間がかかるの?】という疑問について解説します。
(次回第2部では【確認申請と長期優良住宅認定申請の役割とは?】と【アイトフースの申請におけるこだわり】について詳しくお話しする予定です。)
申請の手続きは基本的に建築会社が進めるため、お施主様にとっては「いつ・どんな手続きが行われているのか」が見えにくい部分かと思います。プランが確定し、お施主様と契約を結ぶと「いよいよ我が家の建築がスタートする!」と実感する瞬間です。ですが、契約が終わってすぐに工事が始まるわけではありません。契約後から着工までの間には、『確認申請』や『長期優良住宅認定申請』など、とても大切な手続きが待っています。そのステップをわかりやすく解説します。

【ステップ1】申請用図面・書類の作成(目安:約1〜2週間)
間取りだけでなく、窓のサイズ・キッチンの設備・断熱材の仕様などをすべて決定し、申請用の図面や書類を作成します。
※確認申請や長期優良認定申請など、お施主様ごとに必要な書類は異なります。
【ステップ2】長期優良の事前審査書類と確認申請書類の提出〜審査(目安:約2〜3週間)
申請用書類が完成したら、行政や民間の検査機関へ書類を提出し、基準をクリアしているか等の審査を受けます。
【ステップ3】申請書類の訂正・最終審査(目安:約1〜2週間)
審査機関からの質疑や指摘に対して修正を行い、再度書類を提出して最終審査を受けます。
【ステップ4】確認書・確認済証の交付
最終審査が完了すると、「長期優良住宅の基準をクリアしています」という証明である確認書と、「この図面で工事をしてOKです」という証明である確認済証が交付されます。
【ステップ5】長期優良住宅の認定申請・交付(目安:約1〜2週間)
ステップ4の確認済証と確認書を添付し、行政へ長期優良住宅の認定申請(本申請)を行います。審査後、長期優良住宅の認定通知書が交付されます。
【ステップ6】いよいよ着工
上記のすべてのステップを経て、ようやく着工を迎えることができます。
このように、申請書類の作成から実際に着工できるまで約2~3ヶ月程度の期間がかかります。

「打ち合わせも終わったし、いよいよ着工」と思っても、そこから実際に工事が始まるまでに数ヶ月待つことになり、「なぜそんなに時間がかかるの?」と疑問に思われるお施主様もいらっしゃるかもしれません。
実は、着工までに時間がかかるのには明確な理由があります。一番の大きな理由は、近年の法改正により確認項目と提出書類が大幅に増えたことです。
近年、住宅の安全基準や省エネ基準が従来よりも一層厳しくなりました。それに伴い、申請する側の提出書類や計算書の量が増加し、審査する側のチェック項目も非常に細かく複雑化しています。そのため、各種申請や審査にかかる期間が以前よりも長くなる傾向にあります。
着工までにお時間をいただくため、「まだかな?」ともどかしく思われることもあるかもしれません。ですが、これらはすべて「安心・安全で、長く快適に住み続けられる家」を建てるために欠かせない大切なステップです。インテリアなどをゆっくり選んだり、新しい暮らしのイメージを膨らませながらお待ちいただけますと幸いです。
次回の【第2部】では、今回登場した「建築確認申請」や「長期優良住宅認定申請」が具体的にどんな役割を持つのか、そしてアイトフースではどのような基準や内容で申請を行っているのかについて詳しくお話しします。