【イベントレポート】大切な家具や住まいを育てる「ソープメンテナンスワークショップ」


今回ご紹介するのは、築20年を迎えたOB様邸のリフォーム工事です。
設備の更新時期を迎えたことがきっかけでしたが、今回のテーマは単なる設備交換ではありません。
「リタイア後の暮らしをもっと豊かに、より快適にすること」。そんな想いから計画がスタートしました。

これまでのユニットバスを撤去し、新たにスチームサウナ機能を備えたシャワーブースを設置。
そうすることで、広々した洗面カウンターと大容量の収納スペースを設けることができました。
従来の「お風呂」の概念にとらわれず、ご自身たちの暮らしに本当に必要なものを見つめ直した結果です。
スチームサウナによって、自宅にいながら心身をリフレッシュできる特別な空間が誕生しました。

これまで外部インナーバルコニーだった洗濯スペースは床やサッシを新設して室内化させました。
新たにランドリールームにした事で、天候に左右されず快適に洗濯ができる環境を実現しました。
さらに入浴後、虫や人目を気にすることのないプライベートなクールダウンスペースになる、というおまけまで付いてきました。
今回の工事で最も印象に残っているのは、打ち合わせの時間です。
お施主様ご夫婦は、毎回の打ち合わせを本当に楽しそうにされていました。
私自身、できるだけコストを抑えながら最適な提案をしようと考えていましたが、お施主様からはそれ以上の発想やアイデアが次々と出てきました。
「どうしたらもっと良くなるだろう」「せっかくなら、より快適にしたい」そんな前向きな姿勢と熱意に触れ、気付けば私自身が学ばせていただいていました。
正直なところ、コストを抑えることばかりを考えていた自分が少し恥ずかしくなったほどです。
リフォームとは、単に古くなったものを新しくすることではありません。
以前よりも機能的にすること。
以前よりも美しくすること。そして何より、暮らしそのものをより良く変えていくこと。改めてその本質を教えていただいた現場でした。

築20年という年月が経っていても、この住まいには古さを感じさせない魅力がありました。
流行に左右されないデザインと、しっかりとした住まいづくり。
だからこそ今回のリフォームは、一般的なリフォーム工事という感覚ではなく、新築を手掛ける時と同じ気持ちで臨みました。
むしろ、お客様が20 年間大切に住み続けてくださった家だからこそ、新築以上の気合いで向き合ったと言ってもいいかもしれません。
住まいは完成した時がゴールではなく、暮らしながら育てていくもの。
今回のリフォームによって、この住まいがこれから先も長く愛され続けることを願っています。