敷地を最大に活かす設計
こんにちは。設計の上田です。
本日は、住まいづくりを進める上での「設計目線の土地」についてお伝えします。
目次
土地と設計
注文住宅を計画する上で、土地から探して計画するケース、既存住宅を建て替えるケースなど状況はさまざまです。住まいづくりの進め方はそれぞれ少しずつ変わってくるのですが、いずれにしても、早い段階でざっくりとでも資金計画相談をしておくことがおすすめです。とくに土地から探される場合は、資金計画を元に予算に応じた土地探しを進めていけるため、大きな一歩になるはずです。
建築を考えていらっしゃる方には、気になる候補地が見つかった際は、早めにご連絡をいただくようお願いしております。(良い土地こそ、他にも候補にされている方が多く、すぐに買い手が見つかってしまいます…)そして、後から詳しくお伝えしますが、直接現地を確認させてもらい、設計者目線で日当たりに関してや追加費用がかかりそうな点など確認をします。気になる点があれば相談をさせてもらうのですが、それらを踏まえて土地を前向きに検討される場合は、プラン提案に進ませていただく、といった流れが多いです。
設計目線での現地確認
最近は地図アプリ等、現地に行かなくてもある程度周りの環境等確認できるようになりましたが、現地に立った時の情報は比べようのないほど重要です。
陽当たり、風通し、隣家の状況(窓、築年数等)、その土地の魅力を最大限に活かすため、現地で大体の建物の大きさ、庭位置のあたりをつけていきます。近隣の家の外壁等から、その地域の湿度状況も把握できるため、提案する外壁の種類も変わってきたりするのです。
1時間程度の滞在で土地の魅力を見つけることが出来ることもあれば、何時間経ってもなかなか活かし方が見つからない場合も…時間、天気を変えて何度か見に行くとまた新しい発見もあります。実際の暮らしに沿った設計計画をする上で、この時間が一番大切だと考えています。
豊かな生活を送るための住宅をつくること、建築後50年程度はその街並みに影響・彩りを与えることを考えると、様々な視点でじっくり時間をいただいて計画していけたらと考えています。
実際に設計プランを進めていくと
ファーストプランでは、庭の植栽計画や家具配置まで合わせて提案をしています。ダイニングでの食事の際やソファでくつろいでいるときの、目線の先にある植栽の位置や高さが大切になってくるためです。また、外構計画次第で、ノンカーテンでも道路からの人の目線を遮ることができたり、雰囲気の良い街並みづくりにも貢献することができます。トータルの資金計画の中で、採り入れること、採り入れないことを一緒に考えていき、ベストバランスな住まい計画を進めていけるようにしています。
新しい生活を計画するということは、考えないといけないことも多いですが、楽しいものです。ぜひ一緒に、暮らしに期待を膨らませつつ楽しんで計画を進めていけましたら嬉しく思います。
定期的に資金計画のイベントも開催していますが、イベント時期に限らずモデルハウスにてご相談にお応えすることも可能です。公式ラインやメールでも、気軽にご相談をいただけますと幸いです。