おすすめ北欧映画『365日のシンプルライフ』
みなさんにとって“本当に必要なもの”は何ですか。
こんにちは、濱岡です。
今日は、最近見たおすすめの映画の紹介をさせていただきます。
映画のタイトルは『365日のシンプルライフ』です。
フィンランドの映画で、監督・脚本・主演はペトリ・ルーッカイネン氏が一人で務めており、ご本人の実体験がそのまま映画になっているようです。
彼女に振られ、やけになり物をたくさん買い、モノに溢れて暮らす男性。
モノがあることで楽しみは山ほどあるものの、心は空っぽのまま。
モノに支配されストレスを感じるようになり、ここには自分の幸せがないと感じました。
そして4つのルールを決めて、1年間“自分にとって本当に必要なものは何か“持ち物全てをリセットする実験”を決意しました。
そのルールが、
① 自分の持ち物は全て倉庫に預ける
② 倉庫から持ってくるのは1日1個
③ 1年間、続ける
④ 1年間、何も買わない
というもの。
全身何も身に着けず、1日目に倉庫に1着のコートを取りに行くところから始まった“実験”生活。
今までモノに溢れていたことで気づかなかった物の大切さ。
日々、幸福度がどんどん上がったそうです。
私は生活するうえで必要なものはたくさんあるのでは?と思っていましたが、彼は7日目 にしてほしいものは充分と感じ、10日間倉庫には行かなかったことに驚きました。
その後もモノはいらないと反抗したり、モノが恋しくなったり、どうしても無視できない必要なモノがあるが買うことができないと葛藤したり、様々な気持ちの変化が描かれていました。
この映画の中には彼の実際の家族・友人・彼女などが出演しています。
その中でおばあちゃんが言っていた『人生はモノでできていない』『家庭はモノで作られない』という言葉がとても印象的でした。
この映画の本質は『本当に必要なモノは何か』という実験ですが、周りの人の支えがあってこそできたことで、自分を幸せにするものや自分が大切にしたいものが何なのかとても考えさせてくれる内容でした。
アイトフースの住まいづくりにも似ているところがあります。
必要なところに必要なだけの照明を提案することで、明るすぎず陰影あるゆたかな空間になることなど…どの設計段階においても「必要か、必要でないか」常に問いただす作業を忘れることはありません。
暮らしの中では、三大家事労働の軽減もその一つです。
家事労働を軽減することで自分の時 間・家族の時間が増え、人生においてゆとりのある暮らしができます。
幸せのかたちは人それぞれ違うので、もちろんモノに囲まれているのが好きな方もいると 思いますし、シンプルな暮らしが好きな方もいると思います。
自分の人生において何が大切で、自分が幸せと感じるものは何なのか、この映画を観て考え るきっかけになるのではないかと思います。
そして、アイトフースでは皆様の幸せを見つけられる手助けができますと幸いです。