
今年も早いもので、11月が過ぎようとしています。
紅葉を増す街の木々や肌寒い日々に食する鍋料理など、色々な場面で深まる短い秋の魅力と冬の訪れを感じる今日この頃です。
こちらは、岡山駅からほど近く利便性の良い住宅地に今春、完工させていただいたY邸です。
お引渡し時、庭の工事は未完成で、最後の完成を写真でしか確認していなかったので外から植栽や板塀だけでも見て帰ろうと…高松からの帰り、突然ということもありノンアポで訪問させていただきました。
中から外部は、ほとんど見えないはずなのに唯一のキッチンの窓から見られたのか、Yさんが素敵なグリーンワンピースを着て(結婚式から帰宅したばかりとのこと)外に出てきて下さり突然にも拘らず、心よく「どうぞ、見て下さい」というわけで…。
休日のお寛ぎ時間お邪魔しまして恐縮でしたが、ずうずうしくも、このような写真を撮らせていただくことが出来ました。

北と南の二面道路に接する敷地。
南道路は、少々人通りや交通量があり、フェンスなどでプライバシーを確保し庭を充実させ室内と繋がることで、ここちよさが格段に上がることが予想できました。
少々、大がかりになるのですがカーテンなども不要となり、庭と住まいが一体化し、より広がりのある住まい方が可能、コスパは充分!するとしないとでは大きな差です。
計画をどこまで受け入れて下さるか、少々不安ではありましたが住宅部分と同じく、納得いただきあっさり受け入れて下さいました。
リビング&ダイニングキッチンがサニタリー&ランドリースペースを介して独立している計画の為、それに、沿って南側の庭を3つのゾーンに分け、大きくはリビング側を鑑賞用の庭、ダイニングキッチン側を家庭菜園の庭、その間にはランドリーから出入りの出来る屋根付きの物干しスペースとなっています。

こちらは、ダイニングキッチンから外への菜園ゾーンです。
ハーブを中心としたオシャレ菜園になっています。
板塀と一体化した木製ルーバー。
冬季は、できる限り太陽エネルギーを室内に取り入れ、夏季は、直射日光を遮蔽することが出来る。
パッシブデザインの住まいとは?
太陽のエネルギーを有効利用しエネルギー消費を最小限に抑えた設計手法の住まいの事です。
ルーバー部分はポリカーボネート材のクリアーな屋根材で、雨の日もテラスが使え、外壁への水跳ねを防ぐ優れもののルーバー庇です。
写真までとらせていただき、帰り際には「岡山で検討されている方がいたらモデルハウスのようにいつでも、お連れ下さい。」とまで、おっしゃって下さり。
「満足していただいているんだ~」と大変気分よくして広島への帰路に着くのでした…。
Yさん、誠にありがとうございました。