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ブルーノ・ムナーリ展 神奈川県立美術館に行ってきました
2020年2月12日

アートに触れる

趣味は?と聞かれたら「美術館巡り」と言ってカッコつけてますが、
よくよく見てみると、かなり前の丸亀市猪熊弦一郎現代美術館以来投稿がありません。
というわけで、久々に美術館巡りの投稿をしてみました。

横浜出張から足を延ばし、葉山にある神奈川県立美術館へ行ってきました。
葉山というと石原裕次郎、クルーザーと別荘のイメージです。
以前、仕事で鎌倉や逗子までは行ったことがあり、
葉山まで行くことはないかなと思っていましたが、「ありました!」

というのも「画家、彫刻家、グラフィッ・クデザイナー、インダストリアル・デザイナー、発明家、子供と遊ぶ人」などなど、
あらゆる肩書を持つ表現者ブルーノ・ムナーリ(イタリア)の
日本最大の回顧展が開催されていたからです。

葉山らしい海と山に挟まれ、建物はこじんまりとしていますが、
大開口の窓から抜群のロケーションを取込んだ気持ちよい美術館です。
しかも海岸に降りて行くお散歩コースがあるそうで入口には、
「水着での入館禁止」などという看板があるほど開放感ありありなのです!
中庭には、イサムノグチ(広島平和大橋のデザインで有名)の
「こけし」というタイトルのいやし系?彫刻や館内には猪熊作品などもあり
親近感を感じさせます。


「こどもの心をもちつづけるということ」

葉山まで足を延ばしたのは、「こどもの心をもちつづけるということ」
というサブタイトルが気になったのも一つでした。

残念ながら館内は撮影禁止でしたが、約300点の作品は、見ごたえたっぷり。
何が見ごたえたっぷりにさせているのか?

それは「ファンタジア」にあふれているからだと考えさせられました。
「彼のプレイにはファンタジアがある」とサッカー選手が評されるように
「他人が考えつかない、目が離せない素晴らしいプレイをする」
そんな作品に魅了され、エネルギー充電気分なのでした!


ファンタジアにあふれた住まい

「世の中で、売れているモノと本当に良いモノは全く異なる」
ということは、日常茶飯事というほどにあることですが、
住宅は、その最たるモノかもしれません。

住まいを提案する中で、人それぞれ長年の生活習慣というのは、
思い込みも深く、容易に変えることが難しいのは当然ですが
「ファンタジアにあふれた住まい」となればなおさらです。

住む人のためになる住環境を提案することは、エネルギーが必要です。
施主さんの希望をヒアリングし、家という投資に対して、
いかに暮らしにリターンするモノコトを提案できるかが、
住まれてからの本当の満足に繋がる。
住宅の提案というよりは、暮らしの為に本当に良いモノコトを深く知り、
あきらめず「伝える」という仕事、住まいづくりを追求するということは、
一生子供のこころを持ちつづけることかもしれない。

また近い将来、ムナーリの回顧展は日本のどこかで行われることと思います。
デザインやアートに興味ある方も無い方も、
騙されたと思ってぜひ足を運んでみてください。
驚きと気づきにあふれたモノたちを生み出しつづけたイタリアの異才、ブルーノ・ムナーリに
魅了されるにちがいありません。

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