暮らしを上質にするランドリールーム
こんにちは。濱岡です。以前のブログでアイトフースのこだわりポイント~キッチン編~をご紹介しました。今回は~ランドリー編~をご紹介いたします。
目次
ベランダを採用しない理由
近年、家づくりに関するSNS投稿などからも“ベランダをつくらない”という計画が急速に広まってきているようですね。アイトフースでは、十数年前からベランダを提案しておらず、ランドリールームを設けることを設計セオリーの一つとしています。「ゆたかな暮らしは、時間がもたらす」とし、その中でも先ずは、家事の中でも洗濯の問題点を解決することだと考えます。ベランダを推奨していない理由は以下のとおりです。
□ ベランダの掃除の負担が増えてしまう
ほこりや塵はもちろん、外から飛んできた枯葉などはそのままにしてしまうと、排水口のつまりなどに繋がってしまうこともあるため定期的に掃除をする必要がでてきます。
□ 防水のため、将来的に大きなメンテナンスが必要になる
ベランダの防水加工は、直射日光や雨風にさらされているため経年劣化が生じます。10~20年に1回程度の頻度で防水塗装をする必要があり、怠ると雨漏りの原因になってしまうことも。
□ 構造上、ベランダの壁には通気層が取れないため壁体内結露の原因になる
壁の中が結露してしまうと、木材が腐ってしまう恐れや、外壁のカビを引き起こしやすくなってしまいます。
□ 防犯面での危険が増してしまう
泥棒の侵入経路はベランダからが多いそう。また、洗濯物が外部にさらされていることで、家族構成などが部外者に推測されてしまう恐れもあります。
そして、そもそもベランダの使用用途として、洗濯物を干すことを考えている方が多いかもしれませんが、洗濯は室内で完結させることで多くのメリットが得られます。ここからは、ベランダをやめてランドリールームを採用することでうまれるメリットをお伝えします。
ランドリールームのメリット①洗濯にかける時間の大幅短縮
家事労働の中で洗濯は時間もかかり負担に感じる方も多くいらっしゃると思います。その中でいかに効率よく進められるかを考えたときに動線も大切になります。キッチンから扉一枚で行き来できる、もしくはウォークインクローゼットと隣接させることですぐに収納する事が出来る等、お施主様のライフスタイルも考慮しつつ、無駄な動線を省く工夫をしています。
そして何よりもランドリールームにランドリーパイプとカウンターを設けることで、洗濯が終了するとそのままの流れで干す、乾いたらカウンターで畳んだりアイロンがけをしたりという作業が一つの部屋で完結します。先ほどのお話のウォークインクローゼットが隣接するとさらに畳まずそのまま服をかけることも可能になります。このように動線を工夫することでお施主様それぞれの暮らしやすい形を一緒に考えていきます。
ランドリールームのメリット②天候・時間帯に左右されない
室内に洗濯物を干せることで雨の日でも夜でも左右されずに洗濯ができ、毎日のストレスを激減できます。急な雨によってせっかく干した洗濯物が一からやり直しになってしまったり、帰宅が遅くなったときに洗濯物がひんやりしてしまうことを気にしなくてもよくなるのです。
最近では、PM2.5や黄砂、花粉が気になって、室内干しをしているというお声も聞くことが増えてきましたが…リビングなどの住空間のあちらこちらに洗濯物を干すことになり、それだけでも散らかっているように感じてしまってストレスを感じる、という方も少なくないのではないでしょうか?「洗濯物を乾かす場所」があると、 常に視界に洗濯物が入ってくることもありません。
アイトフースのランドリールームの特徴
アイトフースでは、ランドリールームを設計・施工しはじめて10年以上が経ちます。その中で、よりよいランドリールームになるように様々な工夫を重ねてきました。
例えば、吹き抜けや天窓とセットにすることで乾燥を促したり、収納スペースをオープンにして湿気対策をしたり、物干しの高さを通常よりも高くすることでカウンターが常にカウンターが使いやすくなったり、乾燥機を取り入れてもっと家事を減らしたり…日々の暮らしでのちょっとしたストレスをストレスにしない工夫を細部まで考え抜いて設計・施工しております。
モデルハウスや見学会にお立ち寄りいただき、実際に目で見て感じていただけますと幸いです。