家と庭の関係性
庭とは、暮らしの豊かさを高める住環境のひとつ
みなさん、こんにちは。現場監督の西村です。
今回はアイトフースが考える「庭」についてお伝えしたいと思います。これから住まいの建築計画されるにあたって、先ず頭に想い描くことは、
キッチンのイメージはこんな感じで〜
リビングとダイニングが広く繋がっていて〜
そうそう、室内に洗濯物を干せるスペース〜
玄関は広い方がいいな〜
などといったことではないでしょうか?
考えれば考えるほど、夢は膨らみますよね。そんなみなさんの夢を叶えたい各住宅会社さんは、きっと、予算内でできる提案を頑張ってくれると思います。そして、植栽(外構)については、予算が余れば…といった流れでしょうか。(あくまでも、私個人のイメージですが…)
アイトフースでは、お客様の限られた予算の中であらかじめ庭の予算を確保し、欠かすことはありません。なぜなら、住まい(戸建て)にとっての庭は、ゆたかな住空間を生む上で必要不可欠な要素の一つであると考えるからです。「庭屋一如」ともいったように、日本建築でも古くから庭と建物の繋がりが重視されてきました。自然と繋がることで安らぎを感じられるのは、四季に恵まれた日本ならではの繊細な心のあらわれかもしれません。
計画当初は庭に強い関心がなく、なんとなく庭を設けたご家族も、実際に住んでみると「今年も新芽が出始めた!」「リビングからふと植栽は見えるのはとても落ち着きます。」と、みなさん必ず満足してくれているように思います。
お料理好きでキッチンで過ごす時間が多い奥様がいらっしゃれば、奥様の目線に揺らぐ植栽や、お子様の遊ぶ姿を。リビングで寛がれる事が楽しみなご主人には、夜でも眺められる植栽を。週末には庭で食事を楽しみたいご家族には、第二のダイニングを。
その方その方の暮らしを想像しながら、プランしております。
もちろん、みなさんの中には「庭の手入れをきちんとできるか不安」「植栽の量はあまりなくてもいいかな…」「元々ある植栽を使ってもらえる?」といった不安をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。そのようなことも、何でもお気軽にご相談ください。お庭のボリューム感などは、ご希望をお伺いしながら提案をさせていただきます。(そして、精通した作庭業者さんのお陰で、お手入れは極力手がかからないようにもしてもらえます。)
建築途中での庭工事の際、ご近所の方々から、「外から見ても素敵な家で、出来上がっていくのを楽しみに見ています」と嬉しいお声掛けをいただくことが多々あります。外からも楽しめる庭、中からも楽しめる庭、庭の大切さを、現場で感じています。
“良い住まい”とは、機能・性能からのデザイン性が高く備わっていることはもちろんですが、住まう方の暮らしがより豊かになることが何より重要なのではないでしょうか。それが叶うことで、“良い住まい”だなと永く実感いただけることと思います。
庭を通して、家族での暮らしを楽しみ、庭を通して、日本の四季も楽しむ。それは決して贅沢なことではありません。アイトフースは、そんな暮らしをお届けしたい、そう考えています。