手織りラグ「tulu|ツル」
住環境を改めて
こんにちは、設計の吉村です。
今年、引越しをして自身の住環境を一新しました。お仕事にプラスになる暮らしを始めてみたくなったというのが、引っ越しの決め手になりました。
アイトフースの住まいづくりでは、家具や照明なども住まい手に寄り添いながらトータルコーディネートをさせていただきます。私も普段は設計の仕事に携わりながら、照明や家具などのお話もさせていただいています。そこで、実際に日常の中で自ら触れて、見て、座って、良いと思うものを、ぜひ皆さんにブログを通してお伝えできたらと思います。
毛足の長い手織りラグ「tulu|ツル」
今日ご紹介したいのが、1年ほど前から愛用しているトルコの『tulu(ツル)』と呼ばれるラグです。tuluはトルコ語で「毛足が長い」という意味で、名前の通り毛足が長い羊毛をキリムに縫い込まれています。
私が使用しているtuluは無染色のウール(原毛)を使っており、毛足も長めなので、見た目も手触りも本物の羊を感じられるような一品です。
デザイン、原毛の美しさ、肌触りのいいこのラグがとにかく欲しくて、購入するときにあまりサイズ感は気にせず、置く場所は後から考えようと思っていました。今はリビングのパーソナルチェアの足元に敷いており、チェアに座りながら足元はウールに包まれ、自然とリラックスしてしまう心地よさです。ベッドの足元に置いたら毎朝起きるたびに気持ちいいだろうなと、いろんな場所に置けるサイズ感にも結果的には満足しています。
心地よい使用感の理由
寒暖差が激しい環境で育ったトルコの羊の毛を手紡ぎで糸にしていることで、温調機能が一般的なウールよりも高いアイトリブセレクトのラグ。一見、夏には暑苦しそうですが、エアコンの空気をしっかり含んでくれて、ひんやり気持ちいい肌触りを作り出してくれます。
実際に夏場もtuluを敷いて過ごしてみたのですが、思っていた以上にひんやりと気持ちよく驚きました。椅子に座る時間よりもラグの上に直に座って本を読んだり、そのまま寝落ちしてしまう…そんな時間の方が多い遊牧民スタイルの夏を過ごしたのでした。
他にも実際に使ってみて体感しているのは、汚れも落ちやすいということです。1枚1枚手紡ぎで織られたラグは、機械で織られるラグと比べると羊毛の油が保たれているため、汚れがつきにくいそう。(コーヒーが散ってしまったときはさすがに焦ったのですが、すぐに拭き取ると全く染みになりませんでした!)
季節問わずいつでも心地よく使え、日常をより豊かにしてくれたtuluがもう手放せません。
「ずっと使いたいと思えるもの」を選ぶ
家具などを選ぶときに「ずっと使いたいと思えるもの」を選ぶようになったのは北欧を手本にした暮らしを提案するアイトフースでお仕事をしながら学んだことでもあります。正直、まだ理想の空間には程遠いかもしれませんが、家具をお迎えするまでにじっくり悩む時間もまたいいですね。
今後も暮らしにプラスすることでより快適な住まいづくりができることを発信していきたいです。
また、本日紹介したtuluも併せていろんなラグをご覧になれる『モダン手織りラグ展~ギャッベ・キリム・ツル~』が10月30日(土)からアイトフースそらのモデルハウスで開催されます。この度も一枚一枚個性のあるラグをセレクトさせていただいております。どれも一点ものですので、ぜひお気に入りの一枚と出会っていただけたら幸いです。
こちらからぜひイベントの情報もご覧ください。