ZEH(ゼロエネルギーハウス)平屋の完成見学会(下松市)
- Publish :
- 2017.07.04
- Category :
- ブログシャチョウブログ完成見学会・イベント
消費エネルギーを少なく、涼温快適な住まい
山口県下松市にて完成見学会を行わせていただくことになりました。写真をご覧になられて、「今までのアイトフースのイメージとは違う!」と思われたかもいらっしゃるかもしれませんが、設計思想でもある機能や性能から成立したデザインとうことで基本的に同じなのです。気候の厳しい北欧の住宅は、より機能や性能からのデザインが重視されているように感じますが、それらが欠落しているのであれば、それは見た目だけの北欧風デザインなのだろうと思います。こちらのU邸のデザインに大きく影響しているのは、広島エリアでは稀少といえる敷地が約150坪と広く、また東西に長い敷地条件は最も理想的、どう考えても平屋で計画することが自然であること、ZEH(ゼロエネルギーハウス)ということで太陽光発電が設置条件となり、平屋ということでパネルの存在が気になりがち、よりスッキリ違和感なくということからガルバリュウム鋼板の屋根を採用し、このようなデザインに至っています。こちらの住宅のZEH(ゼロエネルギーハウス)として、また省エネルギーで涼温快適に住まう為にも、外気の影響を受け難いということを表す最も重要な性能値 外皮平均熱貫流率(UA=0.38 数値が小さい程優れている) 平屋での計算が不利にも拘わらず高性能値、アイトフースではZEHに拘わらず外皮平均熱貫流率(UA=0.4以下)を基本性能としています。過去の経験からも省エネルギーだけではなく、冷暖房の快適さや遮音性、何より体調(高血圧、喘息など)にも大きく影響し、体感できる性能値がUA=0.4ぐらいからだと判断しているからです。もちろん快適さや省エネに影響大な相当隙間面積であるC値=0.5を基準としています。
デザインとは問題解決を伴った「設計」のことを表す。
南面である正面軒は深く(d=1200)冬季は、日射を採り入れ夏季は室内への日射を遮ることと、瀬戸内気候の降水量の多さからの利便性などから、このようなデザインとなっています。正面以外の三面は、これまで同様メンテナンスが容易な焼杉を採用しています。デザインは、機能や性能が伴ったものであり、言い方を替えれば問題解決を伴った設計でなくてはならないというのがアイトフースの設計思想なのです。三週間ほど前の写真ですのでファサードの板張りが未塗装、これから自然塗料で木目を生かした塗装が施されますが見学会当日には、キリリと男前に仕上がってご覧いただけることでしょう!少人数制での見学会となりますのでお早めにご予約を! 完成見学会の詳細について