エアコン一台で家中まるごとの快適さ
エアコンが悪いのではなく家の断熱性能が悪い!
記録的猛暑ですが、通常の夏でも消費電力で約60%を占めるといわれているエアコンは、電気代リストラの標的になっています。常識のように「こまめにエアコンを消す」という対策は、実は効果が疑わしい。エアコンは立ち上げ時に最も消費電量がかかるので、一般的な住宅では、留守にするのであれば35分を境にしオンオフの判断をするべきとのダイキン工業の調査結果が出ています。しかし、ある程度の性能住宅になるとつけっぱなしのほうが節電効果が高いことが分かっています。アイトフースの性能(建物の断熱性能値であるUa値が0.4以下)ぐらいになれば日中は、点けっぱなしの方が節電効果が高い上にもちろん快適なのです!
日本の四季は、衣食文化には様々な恩恵をもたらしてくれる気候である反面、高温多湿で冬季は充分に寒いという世界中で最も複雑稀な気候ともいえるのが、西日本の気候です。そんな日本の気候の中で育まれ進化して出来上がったエアコンは、間違いなく高性能でコスパが高いことは想像のつくところです。日本が誇れるメイドインジャパンの一つかもしれません。しかし、優秀な日本製のエアコンだけががんばっても、そのエアコンの性能は生かしきれていないのに気がついている人は少ないのです。
例えば、夏は窓を開けて心地よいそよ風で眠りたいのは誰もが願うところですが、風も少なく高温多湿であれば仕方なくエアコンを点けるという流れになります。しかし、エアコンをつけると冷え過ぎる、消すと暑くて目が覚める、そんな温度変化に身体がついていかず朝起きると身体がだるく眠りが浅いことに気がつきます。こんな質の悪い睡眠がつづくと体力が消耗し夏バテの要因になるわけです。
性能住宅(高断熱高気密)は夏も有効です
夏の屋根は強烈な太陽熱にさらされます。これは20台以上のストーブで暖房している熱量に相当するため、その真下にある2階の子供部屋や寝室はたまったものではありません。この夏のように猛暑が続くほとんどの住宅では「2階に上がりたくない、ましてやロフトになど寝られるものじゃない!」というのが普通ですが、こちらのモデルハウスではなんと2階のエアコン1台で家中が涼しく快適状態!延べ床 約35坪、しかも2階半分は勾配天井でロフトもあります。(一般的に、この規模のモデルハウスではであれば4台以上の設置も珍しくありません。)
アイトフースでは標準仕様の断熱性能が(Ua値=0.4以下)
こちらの写真のこころモデルハウスの断熱性能値は(Ua値=0.36)です。断熱性能が良いということは、外気温の暑さによる影響が少なく熱の移動も少ないので、エアコンがあまり頑張らなくても涼温快適なのです。熱帯夜でも朝までエアコンをつけて、ぐっすり質の高い睡眠が得られるわけです。もちろん、秋口の心地よい気候になれば、窓を開けて心地よい風をとりこめる設計がなされているのでご安心下さい。
熱と体の大切な関係
人の健康の基本とは何でしょう?食べ物や運動も大切なことですが、もっとも大事なことは体温を維持することです。人体はわずかでも体温が変化すれば具合が悪くなり、さらに急激に変化すると命にまでかかわります。恒温動物である人間は、気温の変化に対して血液の流れを調節することで体温を一定に保っているので、高温の中では人体は血のめぐりを活発にし、水蒸気や汗によって熱を体の外に出すことで体温の上昇を抑えます。しかしこの状態が長くつづくと体力が消耗し、いわゆる「夏バテ」状況によっては「熱中症」になる可能性も十分にあるわけです。
猛暑の中、ただ快適というだけではなく、健康の基本となる住環境の重要性、性能住宅の必要性を体感下さい。
同時に実際に建築させていただいた住宅が同団地内のご近所に完成しています。そちらもご見学していただけます。
author 西江けいじ