本文までスキップする

「子育て世代の住まい」広島市東区

Publish :
2025.08.22
Category :
ブログシャチョウブログ住まい

こちらは、今年桜の咲き始めた時期にお引渡しをさせていただいた住まいです。
建築させていただいた住まいは、広島駅からほど近く高層マンションや商業施設も混在した市内でも最も人気の住宅街です。

子育て世代の4人ご家族が暮らす敷地約50坪、延べ床面積約34坪の住まいです。

目次

夏季の快眠快適へのデザイン

西側前面道路に面した敷地は、道路からの視線や夏季の西日が不快となることが確実視されることから窓をなくしたデザインとしています。建物正面なので設計的にも窓を付けたくなるところですが想像以上に西日の影響は大きく、断熱性能値の高いトリプルガラスの窓を採用しても、日射を遮れる外づけブラインドを採用しない限り効果は望めません。窓を設けたとしたら西日による長時間日射により室内はオーバーヒートぎみとなり、結果エアコンが効きづらく不快に感じるようになります。エアコン(2階4kw1台)が家全体を冷やし過ぎることなく、心地よく涼温に保ってこそ断熱気密性能を生かしているといえるのです。

冷房負荷を少なくすることは身体への負担をなくす

また、寝苦しい夜でもエアコン使用を好ましくない方も多いのではないかと思いますが、エアコンが悪いのではなく建物の断熱気密性能や西日対策などを考えないことの方が悪なのです。日本のエアコンは、紛れもなく世界に誇れる数少ない住建材設備です。

消費電力を抑えながら身体を冷やし過ぎることなく朝まで快眠を望むのであれば、性能数値のみではなく、家の断熱性能と性能を生かす設計がとても大切な要素になります。夏季時の睡眠の質低下が自律神経の乱れを直接的に引き起こすことになるので、冬季時だけではなく夏季も断熱性能が必須であるといえます。

日差しをコントロールする

リビングダイニング(南側)窓上の庇は約70㎝と太陽高度が高い真夏はこの庇で室内への日射を遮蔽します。この庇の出が快適性を大きく左右し、更には庇から太陽光を遮るシェードをフェンスに向かって最大限に設置できるように計画されています。性能値を生かし暑い寒いから守られ、庭と繋がる設計がこれからの日本の住まいづくりだと考えています。

外構というより造園

造園と外構どちらも建物周りの空間を整備する工事ですが、アイトフースの重視するのは庭づくりであり造園ですので、メーカーカタログから選ぶ事も少なく植栽や景石など自然素材を多く取り入れています。フェンスや自転車置場さえも天然木を使って大工さんによる造作です。植栽も「山取り」と言って山に自生している天然の樹木を多く使ってもらいます。玄関ポーチの格子と一体となっている砂ゴケやジュンベリーもちょうど芽吹いてきてこれからの庭の変化が楽しみです。南側には家が建つ予定もあり常緑のソヨゴが植えられ、庭師さんが春を香りで感じて欲しいということで低木に三大香木といわれる沈丁花が植えられています。

朝陽を採り入れる

将来的に南隣地に家が建っても、できるだけ採光を確保できるよう吹き抜け利用の2階からの窓が配置されています。又、2階のエアコンだけで家中を効率よく冷房するための吹き抜けでもあります。ただ広く感じていただくための吹き抜けではなく機能性からうまれた設計デザインです。

最後に

お引渡し時の肌寒い時から最近の猛暑日までの短期間ではありますが、家の温熱品質が格段に違うことや白い壁天井(余白が多いともいえる)が時間帯によって採光と影の変化をより感じとれ、より家族の個性をひきたて子供さんの変化などなど、ご家族の大変よろこんでいただける声を聞くことができ、スタッフ・施工業者共々、嬉しく今後の糧とさせていただくことができました。

最後になりましたが、多くの住宅会社からアイトフースをお選び、ご縁を下さったことに深く感謝し、住むほどに”気づき”があることで末永く愛着を持っていただけるようアフターサポートに尽力させていただきたいと思っています。

【近日開催の見学会】
住んでる人に聞いてみよう!スタッフ自邸 見学会
 場所 広島市安佐南区
 日程 2025/8/24(日)
 ∟ 詳細は こちら