自然素材を生かした掃除法 ナチュラルクリーニング
こんにちは。現場管理の川口です。
気が付くとあっという間に年の瀬に・・・やっておきたい事、やらないといけない事毎年どうしてもバタバタしてしまいますよね。大掃除もその中のひとつだと思います。今回は大掃除でも普段のお掃除でも使えるナチュラルクリーニングの知識をブログでお伝えしていきたいと思います。
目次
ナチュラルクリーニングとは?
自然界にある素材から成る洗剤を使って、様々な汚れに対し化学の中和の力を利用してお掃除していくことを「ナチュラルクリーニング」といいます。人体やペット、環境にも負荷が少ないというメリットだけでなく、実は非常に安価で手に入るので家計にも優しいです。汚れの質と洗剤の質を知ることで、少ない手間で効果的に汚れにアプローチできるので毎日のちょっと掃除、ついで掃除にもぜひ使っていただきたいです。
基本の洗剤について
●重曹(弱アルカリ性)
普段の洗剤の代わりとして、手垢や油汚れ、食品のタンパク汚れなど【酸性の汚れ】にたいして効果を発揮。消臭、中和、吸湿、研磨などの効果が見込める。
●クエン酸(酸性)
トイレ・お風呂水回り用洗剤の代わりとして、水垢や石鹸カス、カルキ汚れや尿汚れ【アルカリ性の汚れ】に対して有効。アンモニア臭やたばこの消臭にも有効。
●酸素系漂白剤【過炭酸ナトリウム】(アルカリ性)
塩素系漂白剤の代わりとして、樹脂製品や外壁の汚れ、シミ、カビ落としなどに有効。漂白・消臭・除菌効果あり。
●アルコール 【エタノール】(殺菌・カビ予防)
除菌・消毒効果。よく触れるところ雑菌繁殖しやすい場所の拭き掃除に。溶解作用があるので油汚れ皮脂汚れにも効果的。揮発性が高いので拭き後がのこらず2度拭きの手間がない。
汚れの性質について
《酸性の汚れ》
油汚れ/手あか/皮脂/食品のたんぱく質汚れ/血液/湯垢(水垢+石鹸カス+皮脂)・・・キッチン、リビングなど
《アルカリ性の汚れ》
水アカ/せっけんカス/尿汚れ/カルキ汚れ・・・風呂、トイレ、洗面、水回り
ほんの一例ですが、レンジフード周りやキッチンIH周りについた頑固な油の汚れは酸性の汚れなので、アルカリの性質を持った重曹を使うことで中和し汚れを除去しやすくなります。
鏡やカランについた白い水垢はアルカリ性の汚れに分類されるので、酸性の性質をもったクエン酸水を吹きかけて拭くことで中和しキレイになります。
ほんの触りのお話だけにはなりましたが、基本さえおさえておけば家中のお掃除のお役に立てると思いますので、ぜひナチュラルクリーニングに興味をもっていただけますと幸いです。年末のお掃除の一環として、簡単なところからぜひ実際に取り組んでみてください。