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伝統の息づく町、倉敷美観地区

Publish :
2023.05.18
Category :
ブログスタッフブログ

こんにちは、設計の濱岡です。
皆さんはどのようなゴールデンウィークを過ごされましたか。

私はというとBBQやドライブなどアウトドアな日々を送っていました。その中の一日は、倉敷美観地区に行ってきました。6年ぶりの美観地区、新しいお店もたくさん増えていてとても活気で溢れていました。

美観地区といえば倉敷川、白壁・なまこ壁の蔵屋敷など歴史と現代が融合したレトロな町並みが魅力的ですよね。今回は個人的に感じた、魅力ポイントを3つ紹介いたします。

目次

倉敷川

倉敷川は昔、潮の干満を利用して多くの船が航行していて、物資輸送の集積地として栄えていたそうです。今回は乗ることができなかったのですが、「川舟流し」の体験ができるので倉敷の歴史に触れたり、普段観る目線とは違った角度から町並みを観ることができるのも魅力的です!

白壁・なまこ壁

美観地区で何より目を引く建造物。白壁は漆喰仕上げで、防火性能を高めるのが最大の目的です。

そして写真にあるような外壁は「なまこ壁」と言います。平らな瓦を外壁に張り付けて、目地を漆喰で盛り上げて埋めてあります。漆喰の盛り上がっている部分がナマコに似ていることから、なまこ壁と言われているそうです。

壁にも種類があるそうで、左の写真が「芋張り」、右の写真が「四半張り」と呼ばれています。風雨や火災に強い瓦で土壁を覆い、目地を漆喰で厚く塗ることで耐久性の高い構造になっているとのこと。見た目の美しさだけではなく防水・防火等、性能がしっかりと考えられた構造で、昔の技術が受け継がれているのも魅力ポイントです!

本瓦葺き屋根

美観地区の多くは平たい平瓦と筒状の丸瓦が組み合わされた本瓦葺きです。そして屋根の丸瓦の先端には巴模様が描かれていました。巴模様はコンマのような形をした日本の伝統的な文様の1つで、水が渦を巻いているように見えることから火避けの願いが込められているようです。本瓦葺きが続いていると、とても重厚感がありました。

まだまだ魅力たっぷりの美観地区。伝統的な建物を守りながらも、新しいものを取り入れ融合した町並みはとても素敵でした。

アイトフースでも瓦葺屋根を使用し外壁には漆喰やそとん壁、焼杉等、自然素材を採用しています。時代に左右されず、本物素材を使用するからこその経年変化を楽しむことができます。

美観地区は300年前から100年前の建築物も混在し、現代と調和している町並み。アイトフースの家も何代も住み継がれていく家を目指してこれからも進んでまいります

AITOLIV+(早島)にお越しの際は、ぜひ隣町にある美観地区にも立ち寄ってみてください!