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歳月を経る北欧デザインの平屋住宅 ( 東広島市)

Publish :
2017.07.15
Category :
ブログシャチョウブログ住まい

自然素材の良さは、歳月と共に美しくなること

北欧デザインの平屋住宅(築17年 M邸) に訪問させていただきました。白い外壁に素焼瓦や木製サッシが映え、東広島市の田園風景にもすっかり溶け込んでいます。近くで見ると素焼なので、かなり汚れてはいますが汚れを落としたいと思うものではなく、むしろ汚れが17年の歳月を感じさせてくれる風合いです。施主のMさんも「今まで、大きなメンテナンスをしていない、このまま20年目を迎えれそう」と喜んで話してくださいました。素材の特徴をシンプルに生かした素焼瓦は、天候の変化によって様々な表情を見せてくれるのも魅力ですし、経年美化した燻瓦に負けないぐらいの風合いをかもしだしていると思いました。昔から東広島エリアは、寒暖差が激しいことでも知られており、含水しないような瓦をということで赤褐色で冷害に強い瓦が地元で生まれたようですが、現在では技術も進歩し製造時の焼成温度が高く、素焼でも永年に渡って耐えることができますので、ご安心下さい!

日本の伝統的な街並み(東広島市 酒都西条)にもフィットする北欧デザイン。

オバマ前大統領と安倍首相が「銀座すきやばし次郎」で飲んだ賀茂鶴というお酒は、こちらの酒都西条ともいわれる東広島のメーカーです!広島県の中央部に位置し、標高200m程の丘陵山地に囲まれた高原盆地で、新幹線から見える風景が一瞬、古くは地元で焼かれた赤褐色の瓦の街並みが溢れ田園風景が美しいこの時季、国内では、このような屋根が統一されて見える風景が珍しいことに気づかされます。こちらのはWeb等でも、多用させていただいている写真ですが、というのも広島で初めて建築させていただいたのが写真左の2階建て(子世帯)、その4年後に、隣にお住まいのご両親(当時70歳)が平屋を建築して下さったアイトフースの原点となる存在だからです。当時の会社は、私ひとりで工事も担当させていただいたこともあり、より感慨深いお住まいとなっています。