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完成見学会レポート【広島市安佐南区/K邸】

Publish :
2013.03.01
Category :
ブログ

「やっぱり旬じゃないと」という声が聞こえてきそうな 随分とタイムラグありブログとなっていますが 先日の完成見学会の模様を投稿させていただきます。 「気まぐれブログ」とブログのネーミングを変えなくては いけないかもしれません ! 上の写真は、玄関からアプローチを撮影したもの 10mほどの長いアプローチは、K邸の特徴の一つです。 左手にはオープンなビルトインガレージ 庇もアプローチに準じて、随分と長いので雨に濡れずに 使用いただくことができます。 平面計画の段階では 玄関までの動線が長いとマイナスと考えがちなのですが 京都の町家に見られる 奥に長い趣あるアプローチのイメージで考えると いかがでしょうか? 人を招き入れる玄関へのアプローチ 「もてなしの庭空間」があっての話しですが 住まう人も家がより楽しくなるのでは? 長いアプローチのタイルや石の階段は、重々しくなりがち こちらは、各ステップに浮遊感を持たせて なるべく軽快に見せる工夫をしています。 細かいディティールがそのように見える要因なのですが 住まう方がそのようなことを実感されるのは 普通、少し時間がかかることかもしれません。 玄関をお決まりのごとく正面側に設けると その分、室内からの眺望できる部屋を 減らすばかりではなく建物全体の奥行感を 無くしてしまう場合もあるだろうと思うのです。

玄関ドアのガラスはクリアーガラス 国内では一般的に玄関の中が見えないのが 普通とされているところがあるようですが なぜなのでしょうか? 裸で家の中を歩くから( 裸族な家族?) 押し売りに備えて居留守ができる? こちらは、少しでも庭と繋がり庭を楽しむためにも 横の地窓もクリアーガラス 最近は玄関にガラスがある場合 クリアーガラスがスタンダードになりつつあります。

断熱や気密性能、家事労働軽減などの機能的なこと 基本にある住宅づくりの思想は、毎回同じなのですが 住まわれるご家族や敷地条件によって 外観デザインや平面計画(間取り)などが 大きく変わるという事例です。 眺望を重視されての敷地選択 シュッとしたデザインがお好みのKさん 高さ制限や外観全体のボリューム感 そんな条件がいつもとは異なる シンプルなフラットルーフデザイン というフォルムを形成しています。

岡山や山口、そして四国からも 多くの方々にお越し頂くことができました。 誠にありがとうございました。

和室あります !

中央の作業台からダイニングテーブルまで一体で設計・製作 そしてこちらでは、ダイニングの照明やウォールオーブン、 レンジフードのステンレス素材の美しさが際立っています。 キッチンカウンターのステンレスは キズなどが目立たないようにバイブレーション仕上 で鈍く重量感を出しています。 ステンレスカウンターは、社内で設計し 松岡製作所の高度な職人技術で製作されています。 市内を一望できるキッチンダイニングからの眺望は 大田川沿いの道路の街灯が、思った以上に夜景を美しく 朝日が昇る時間帯の朝の朝食は最高に気分が良さそう。 こちらの土地に出会って即日契約を決められた Kさんの決断力にあっぱれです。