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北欧(スウェーデン)木製サッシ広島市西区現場

Publish :
2017.06.06
Category :
ブログシャチョウブログ住まい

室内と庭を介する窓

日本の伝統建築の中で、自然(庭)とのつながりは、最も重要視されてきた建築様式です。欧米をはじめとする世界のモダニスト建築家たちにもに大きな影響を与えてきました。この内外の美学ともいえる伝統様式は、アイトフースの住まいづくりにおいても大切にして計画していることです。ただ庭をつくるだけではなく、特にソファやダイニングの椅子に座って庭がどのように見えるか、隣地との関連性や外部からの視線、西日なども考慮しながら、「家と庭」の考え方やアイデアを長年共有し合っている庭師さんとともに大切に庭づくりをさせていただいています。機能や性能から成立している窓そのもののデザインも美しく、室内と自然(庭)を介するのにふさわしいことも、この窓を採用する大きな理由です。

北欧住宅の専門店である理由

五日市O邸現場近くを通りかかったので急遽、立ち寄ってみました。現場は、ちょうど窓の取付作業を行っているところでした。久しぶりに作業を見るとずいぶんと手馴れて窓を扱っているのが伝わってきます。写真の木窓(1200×1200約60kg)はガラスがトリプル(三層)なので躯体への取付作業は一人ではムリです!大きな窓になると5~6人は要します。アルミサッシに慣れている大工さんだと大変過ぎて、一度経験すると懲りて次回からは拒否られると思います。アイトフースでは、木製サッシだけではなく内外壁の漆喰塗りや焼杉外壁を始め作業性や工期を考えると大変な建材ばかりです!早いもので、気がついたら22年以上も変わらない思考で家づくりをし、その考え方に共感してくれる志の高い協力業者(職人、建材商社メーカー)の方々のおかげで専門店化ができてるということが言えます。意識の高い業者さんなしではアイトフースの家づくりは成立しません!住まいも「機能」「性能」「デザイン」のバランスが大切です。機能や性能が伴わない、見た目だけのデザインばかりが優先されることはありえません!また「施主」「アイトフース」「協力業者」の「三方よし」の精神を貫いていかないと存続と発展は無いわけです。普通のようで普通ではないことを、当り前にやってもらっていることに感謝しなくてはと改めて感じる現場でした。