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住環境先進国のデンマークを身近に

Publish :
2016.11.20
Category :
ブログ

北欧を身近に感じていただきたい

岡山アイトリブをオープンさせ、早12月で2年が経とうとしています。 オープンのきっかけの一つは「北欧を身近に感じていただきたい」ということからです。 LEGOやムーミンといえば古くから親しまれており、近年では、IKEAやマリメッコなどで、以前より身近になってはいるものの、世界中で最も優れている住環境に注目される方は、まだまだ少数派であることには変わりありません。 「北欧住宅ってどんな家?」 「なぜ日本で北欧住宅なの?」 様々な疑問が湧いてくることと思います。しかし、北欧は最も日本と相性の良い国、そして身近な国だと渡欧する度にその思いは強まるばかり、住環境においては更に、お手本にしなくてはいけないことが多々あるのです。 北欧で生み出される家具やテキスタイルなどに共通するのは、シンプルで機能的なデザインと、ナチュラルな「ぬくもり」。派手さはないものの、いつまでもそばに置いておきたくなるような秀作が多いのです。ことデンマークとフィンランドには優秀なデザイナーと作り手たちによるプロダクトがあふれ、最も日本人の感覚に近いことに気づかされます。

北欧に習うやさしい美しさと品質

「なぜ、アイトフースで巻物を売っているんだろう?」 そのように疑問に感じられている方も少なくないかもしれません。 ソファ廻りのクッションと同じインテリアアイテムとしてのブランケットが、大判で薄手のテキスタイルであることからベッドスローにも使え、ストールやショールとしてもお使いいただける。これは喜んでいただけるのではないかとそこで巻き方までレクチャーしようということになった次第です。特にエルヴァンに関しては品質と色の美しさ使い勝手の良さがWEB販売では伝わり難いのではと感じていますし、ブランケット自体の扱いが、インテリアショップなのか洋服屋さんになるのか微妙で中途半端なアイテムでどこも力を注いでいるお店がありません。 一般的な化学繊維であれば数千円で多くの選択肢があり、有名ブランドなどでは品質がよければ5~6万円はするので、1万円~2万円でこれだけのクオリティが得られるものは、あまりお目にかかれません。 単純にインテリア用品を売りたいというのではなく先ず、北欧製品を身近に感じていただき北欧への関心の窓口となっていただければという願いからの始まりなのです。 なので、絶対的にコスパに優れ長く愛着の湧く品質でなくてはならない訳です。下手に期待をはずしてしまう物を販売したばかりに住宅まで信用をなくしてしまっては、本末転倒なのです。

モチーフ編みを思わせる模様はノスタルジックであり新鮮でもある北欧らしいデザインブランケット・ベットスローとしてもお使いいただける大判サイズ(130×170)。生後約半年の羊から採取したラムズウール100%。

ヘルシンキから車で約4時間、フィンランド北西部にある人口15,000人ほどの町ラプアで織られている高品質なテキスタイルをご紹介したいと思います。厳しいながらも美しい自然環境、約100年の間に培われた専門性を生かし暮らしに寄り添うようなテキスタイルをラプアから世界に届けています。これからの時代は、規模は小さくても専門的な技術に専念することが大切である。フィンランドの国内生産が減少していく中、MADE IN Lapua を掲げるラプアンカンクリはフィンランド人の誇りの一つ。これから、どんなストーリーが展開されていくか楽しみなメーカーなのです。